Whenever You Call 【Snow Man】

・ ページ27

目黒side






皆が帰ってくればぎゅっと抱きついてきて、声には出さないけど離れたくないって言ってくれる。



そんな甘えん坊で可愛い子としばらく話していると、膝の上でモゾモゾと動くのが気になった。

どうしたの？と聞いてみても何でもないって。




俺の思い過ごしかと思っていれば、まただんだんと落ち着きがなくなる。

足をしきりに動かしてるけど…もしかしてトイレか？







「A、トイレ行きたいの？」

「っ、ちがう、」

「間に合わなくなるよ？」

「ちがうのっ、、！」



認めなくないのか本当に違うのか、いずれにしてもこれ以上言っても意味無さそうだから一旦放っておいてみる。









「目黒〜A〜ご飯出来たよー」

ご飯の準備をしていた舘さんが俺らを呼んでくれる。

「A、ご飯だって」






ずっと俺に顔を埋めているAに声をかけると、涙目で顔を上げる。



「どうしたの？」

「…っ、でるっ、」



涙声でそう言うと、小さな両手で前を押さえた。

おいおいおいもう限界じゃん。


「ちょ、ほら行くよ」

「めめも、」

「わかったわかった。連れてってやるから行くぞ」



結局ギリギリまで我慢して動けなくなって、俺が抱えてそのままトイレへ運んだ。








「もう、、、間に合ったの？」

「ん、」

「本当に手のかかる子なんだから」



その後のご飯も隣に座るって聞かなかったり、Aが食べ終わるまで席立たせてくれなかったり、いつになく甘えん坊全開でした。



「だって…」

「ん？」

「だって、めめと一緒がいいんだもん。」









.

言えないこと*青(過呼吸)→←・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す