Whenever You Call 【Snow Man】

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深澤side







意識もあまりしっかりしていなかったけど、あまりにも冷えきっていたから軽くシャワーを浴びさせた。


Aちゃんの部屋で寝かせて少しすれば震えは治まったけど、こうなるに至った経緯はまだ聞けていない。

たいぶ辛そうだしもう少し落ち着いてからでもいいかな。


そう思って水やら体温計やらを準備する。






「ふかざわさん…」



部屋を出入りしているとAが目を覚ました。



「ん、起きた？」

「…ふかざわさん、今日、お仕事、、」



まだ身体辛いはずなのに、起きて一番に気にするのは俺の仕事。


「ロケ中止になっちゃったから休みになったの。Aちゃんは？早退してきたの？」


俺がそう聞き返せば、黙って俯いてしまうし、



「朝から具合悪かったの？」

追って質問すれば、もっと縮こまってしまった。





Aちゃんが寝ているベッドの脇に座って、優しく髪を撫でる。

そのまま俺には言えない？なんで少し意地悪な質問をすれば、優しいAちゃんは


「そういうわけじゃないです」

って言ってくれる。





その後、2日前くらいら少し体調が悪かったこと、今日は朝から仕事のメンバーが多くて言い出せなかったことを教えてくれた。




「Aちゃん」

姿勢を正してそう声をかけると、寝ていたAちゃんが身体を起こす。

「もし家に誰もいなくても、何かあった時はちゃんと連絡して欲しい。」





空き時間に迎えに行けるかもしれないし、マネージャーが行けるかもしれない。
今日みたいに誰かが休みになっているかもしれない。


「俺らの知らないところで何かあっても、助けてあげられないから。」



何か起こってからじゃ遅い。

そう思って少しきつく言ってしまい、Aちゃんは目に涙をためて再び俯いてしまった。







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