Whenever You Call 【Snow Man】

きっかけ*紫(熱) ページ20

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｢38度か…今日お家に誰かいる？｣

｢今日はみんな仕事で…たぶん、連絡しても出ないと思います｣



2日前から感じていた倦怠感は、今日数字になって出てきてしまった。
朝起きた時には既に熱あるかなって思ったんだけど、朝からみんなが仕事の準備を忙しそうにしているのを見たら言い出せず…

結局学校に来たけど、4時間目でダウン。



「外雨降ってるけど、傘持ってる？」

「はい、持ってます」

「じゃあ気を付けて帰ってね」




まだ中学生だし本当は迎えに来てもらわなきゃ帰れないけど、学校も私の状況に理解があって対応してくれてる。


今日は皆仕事だし、バレずに済むかな。
無理して学校行って早退したなんて知られたら、きっと怒られちゃう。






そんな呑気なこと考えながら学校を出たけど、思ったより風が強くて傘をさしていても雨に濡れる。

既に熱を持っていた体に冷たい雨が当たって、どんどん冷えていくのがわかる。


ああ、やばいな、、、
明日はお仕事あるのに…。


フラフラしながら歩いてやっとの思いで家に着いてドアを開ける。

そこで私の意識は途切れた。

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