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ポンっと頭に乗った大きな手。
その後わさわさと頭を撫でられる。
驚いて固まる私を見てふっと笑った康二君。
「これからもずっと俺の事応援してな？」
ゆっくり頭から手が離れる。
小さく頷いた私を見る康二くんは、とても優しい表情だった。
車を降りて、マンションまで早足で向かう。
スマホを触っていた照君が私の足音に気づいて顔を上げた。
マスクとサングラスをしたままだからその表情は見えない。
小さく手を振ると、ふふと笑った。
「お、ありがと」
『ううん。チョコあるけど食べる？』
「！良いの？」
『ふふ、うん』
部屋の中に招き、温かいお茶とチョコレートをテーブルに置いた。
チョコレートを見て目を輝かせる照君に思わず笑ってしまう。
久しぶりだ。こうやって直接顔を見るのは。
何か、会ってない間にさらに体ががっしりした様な気もする。
テレビで見たけど舞台が始まるからなのかな。
そんなことを考えながら照くんを見ていたら不思議そうな顔をされた。
「…座らないの？」
『え？あぁ、うん』
「Aんちなんだから座りなよ」
遠慮がちな彼に先にソファに座ってもらって、おぼんを持ったままその横に立っていたら自分の隣をポンポンとした照君。
緊張しながらもゆっくり横に腰掛ける。
コトンとマグカップを机に置いてこちらに体を向けた照君。
「ごめんねいきなり来ちゃって」
『ううん』
「…元気してた？」
元気だよと答えると、良かったと小さく呟いた。
『…照君は？』
「ん？」
『いや、元気してたかなって』
「俺は元気だよ。だてに体鍛えてないから」
本当に元気そう。
最近SNSで色々言われていて
大変な事が多かったんじゃないかと思ってたから。
私が知らない世界で。
「…あのさ、知ってる？
5年前に報道された事。俺と、女優の松原千冬との」
ちょうど今考えていたことを聞かれてピシッと体が固まる。
まさか照君からその名前が出てくると思わなくて。
知らないと嘘をつく理由もなく、かと言って私から何かを質問するのは違うし
照君の目を見たまま小さく頷いた。
さっき信号待ちの時、照君に駆け寄っていたのは彼女だった。
遠目から見てもお似合いだった。
「実は俺、彼女と幼馴染で。小さい頃からの知り合いなんだ」
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mamemiya(プロフ) - みぃ。さん» こんにちは🤓康二君担さんでしたか！真っ直ぐなひーくんが目の前にいたらグッときちゃいますよね🥺作品の中では是非揺さぶられてください！笑 他の作品も是非宜しくお願いします☺️ (4月23日 12時) (
レス) id: 8b0826854e (このIDを非表示/違反報告)
みぃ。(プロフ) - こんにちは。完結おめでとうございます！私も主人公ちゃんと同じ康二担なので、もし私が同じ立場になったら、なんて妄想しちゃったりして。ひーくんの真っ直ぐな思いや、康二くんの切ない思いに心揺さぶられながら読みました。新しい作品、待ってますね☺️ (4月22日 18時) (レス) id: fb4296a570 (このIDを非表示/違反報告)
mamemiya(プロフ) - まあさん» コメントありがとうございます☺️！まぁ様からは他の作品の感想もたくさん頂けて嬉しく思っています🍀ひーくん漢！真っ直ぐ！って感じで良いですよね🥰他の作品もどうぞ宜しくお願いします🙌✨ (4月22日 9時) (レス) id: 8b0826854e (このIDを非表示/違反報告)
まあ(プロフ) - こんばんは！mamemiyaさんの作風大好きで、毎回独り言ぶっ放しながら拝見してます😊今回も、良かった💛ひーくんは真っ直ぐ人を愛する感じがする✨また新しい作品期待してます🥰 (4月21日 21時) (レス) id: c613e7ffb3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mamemiya
| 作成日時：2024年4月7日 3時
