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「じゃあ出発すんでー」
「ほーい」
ふっかのゆるい返事ともに発進した車。
康二君の家に行く件は丁重にお断りした所、うちまで車で送ってもらう事になった。
もちろん断りましたよ。
でも断ってももう暗いし送ると一点張りの2人の圧に負けた。
全然1人で電車で帰っている時間なんですけどね…。
途中でふっかは降りるらしい。
急な事務所からの呼び出しがあってマネージャーさんと合流するとの事。
よくある事らしいけど、芸能人ってやっぱり大変だなぁと心の中で労う。
「あ、照だ。今日は予定あるから無理だってさ」
「ほんま？そっかぁ残念やなー」
…本当に照君に連絡してたんだ。
さっきスーパーでふっかから照君も呼ぶかと聞かれて
もう帰るから大丈夫ですと食い気味に答えたら笑われた。
「Aちゃん最近照と会ってんの？」
『最後に会ったのは、私の勤め先のビルですね。たまたま撮影で使われてたみたいで』
「そうなん？！すごい偶然やな」
「それってもしかして何かトラブルあったってやつ？何かどっかのオフィス借りて電気止まったって」
どうやらふっかは照君から聞いてたらしい。
あの日の出来事を2人に話す。
…抱きしめられた事はもちろん言えなかったけど。
「ははっエレベーターこじ開けるとか照っぽいなぁ。笑」
流石だわと笑うふっかにあははと苦笑い。
その後すぐふっかが降りる所に到着した。
「んじゃ康二ありがと。Aちゃんもまたね」
「お疲れ〜」
バタンとドアを閉じて建物に入っていくふっかの後ろ姿を見ていると
「じゃあAちゃんち送ってくな」
『あ、はい！ありがとうございます』
運転席のミラー越しに康二君と目が合う。
ニコッと笑う表情にドキッとした。
今更だけど康二君と2人きりで車に乗ってるなんて
少し前の私なら発狂して気絶してたかもしれない。
もちろん今も緊張で心臓がうるさい。
慣れるはずもない。推しだから当然である。
「…緊張してる？笑」
『！』
「ふっかさんと話してる時はもうちょっと普通やったやん？」
そりゃあしますよ…！
てか待てよ、本当は康二君が推しだって本人にバレてるんだっけ。
じゃあ緊張してる理由も分かるんじゃないのか。
『…推しだから、当然です』
「ふは、ごめんごめん。何かずっと後ろで百面相しとるから可愛くて。笑」
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mamemiya(プロフ) - みぃ。さん» こんにちは🤓康二君担さんでしたか！真っ直ぐなひーくんが目の前にいたらグッときちゃいますよね🥺作品の中では是非揺さぶられてください！笑 他の作品も是非宜しくお願いします☺️ (4月23日 12時) (
レス) id: 8b0826854e (このIDを非表示/違反報告)
みぃ。(プロフ) - こんにちは。完結おめでとうございます！私も主人公ちゃんと同じ康二担なので、もし私が同じ立場になったら、なんて妄想しちゃったりして。ひーくんの真っ直ぐな思いや、康二くんの切ない思いに心揺さぶられながら読みました。新しい作品、待ってますね☺️ (4月22日 18時) (レス) id: fb4296a570 (このIDを非表示/違反報告)
mamemiya(プロフ) - まあさん» コメントありがとうございます☺️！まぁ様からは他の作品の感想もたくさん頂けて嬉しく思っています🍀ひーくん漢！真っ直ぐ！って感じで良いですよね🥰他の作品もどうぞ宜しくお願いします🙌✨ (4月22日 9時) (レス) id: 8b0826854e (このIDを非表示/違反報告)
まあ(プロフ) - こんばんは！mamemiyaさんの作風大好きで、毎回独り言ぶっ放しながら拝見してます😊今回も、良かった💛ひーくんは真っ直ぐ人を愛する感じがする✨また新しい作品期待してます🥰 (4月21日 21時) (レス) id: c613e7ffb3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mamemiya
| 作成日時：2024年4月7日 3時
