佐久間さんちは今日も幸せ4

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大我とジェシーは明日もコンサートがあるから、メンバーが宿泊している、会場近くのホテルに戻るという。


俺と蓮くんは、滞在中は実家に帰る予定だ。


ラ「しばらく日本にいるから、またみんなでご飯しようね！」


大「次はメンバーも呼ぶよ。あとご両親にもよろしくね」


蓮「たまにはうちにも遊びに来いよ。さっくんも亮ちゃんも喜ぶし」


ジ「HAHAHA！OK、近いうちに行くよ！てか大介くんとは事務所一緒だし、顔合わせてるんだけどな」


大「友達の親が事務所の先輩になるって、不思議な感じがするよね」


ぶらぶらと歩いて取り止めのない話をしながら、タクシーを拾うために大通りに出た。


外はもう暗くなってるとはいえ、大柄な男性が固まって歩いているのはかなり目立つ。


自分達はともかく、大我とジェシーが本人だと気付かれてしまったら、街中で大騒ぎになってしまう。


道行く人がすれ違いざまにチラチラと振り返るのが分かり、蓮が素早くタクシーを止めた。


蓮「それじゃ、また舞台挨拶でな」


ジ「あれ、お前らは？途中まで一緒に乗っていけばいいのに」


蓮「いや、俺らは大丈夫。少し酔い覚ましたいから、夜風に当たりながら帰るわ」


大「ふふ、蓮はほとんど酔ってないじゃん」


ジ「蓮はザルだもんな。あれくらいの量、飲んだうちに入らないでしょ」


蓮「まぁまぁ、そういうことにしといてよ。久しぶりの日本だから、ゆっくり堪能したいんだよ(笑)」


クスクスと笑い合う大我とジェシーをタクシーに押し込めると、車が走り去っていくのを、手を振りながら見送った。

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