*桜の思い出3(ジェシきょも未来編) ページ11
・side ジェシー・
ジ「あ、すいません。ここで停めてもらえますか」
SixTONESのメンバーとスタッフが宿泊するホテルが見えてきて、少し手前で車を停めてもらった。
ふらふらと足元の覚束ない大我を支えながらタクシーを降りる。
敢えてエントランスの前に付けてもらわなかったのは、少し歩いて大我の酔いを覚ますのが目的だった。
ジ「ほら、大我。しっかり歩いて.........」
大「ん〜........」
ジ「もーアルコール弱いんだから、無理するなよ。ほどほどにしときなよって言ったのに」
大「そんな飲んでないよ。グラスワイン1杯くらいだし」
ジ「大我にしたら飲み過ぎ。いつもコップ半分で赤くなるじゃん」
大「うっさいな〜.......。今日は楽しかったから、つい飲んじゃったの」
ジ「まぁ、それは俺も同じだけどさ」
真っ白な肌に赤みが差して、瞳もとろんとして焦点が合っていない。
明日も夕方からコンサートあるのに大丈夫なんかな、これ(笑)
このまま部屋に連れてったら高地から怒られそうだし、少し夜風に当たってから戻った方がいいかもね。
*****
敷地の中をゆっくり歩きながら周りを見ると、月明かりに照らされた夜桜が風に揺れていた。
ジ「ワォ、このホテルの敷地って、ソメイヨシノが咲いてたんだねぇ」
大「そうだよ。一昨日から泊まってるのに、今頃気付いたの?」
ジ「ええっ?知ってたんなら教えてよ」
大「ジェシー以外は普通に気が付いてたよ。お前ライブでテンション上がり過ぎて、景色なんて見てなかったじゃん」
ジ「OH〜、ミステイク☆それは悪かったよ」
大「初日はまだ花も残ってたけど、昨日は風が強かったからだいぶ散っちゃったね」
残念そうに桜を見上げる彼の頭上から、はらりと花弁が舞い落ちてくる。
癖のないサラサラとした黒髪に淡いピンクの花が似合い過ぎて、反射的に目を奪われてしまった。
1293人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
anzu(プロフ) - あこさん» わー!ドキドキして頂けて嬉しいです!しょうこじかなり推してるので、また続きを書きたいです♪ (2021年7月29日 21時) (レス) id: 3701b73a02 (このIDを非表示/違反報告)
あこ(プロフ) - しょうこじのお話、ドキドキうわぁ〜〜でした♪また、続きをかなり期待してます。 (2021年7月29日 18時) (レス) id: 33c6b659cd (このIDを非表示/違反報告)
anzu(プロフ) - ななこさん» いつも素敵なアイデアありがとうございます♪ オリと皇輝くんが同じグループでデビューした設定は面白そうですね!少し先になるかもですが、めめラウ未来編でチャレンジしてみます! (2021年7月20日 22時) (レス) id: 3701b73a02 (このIDを非表示/違反報告)
ななこ - 保育園から仲良かったつだくんや川崎くん、織山くんも芸能界でラウールとの再会で保育園会を結成はいかがですか?いつでもいいですから (2021年7月20日 10時) (レス) id: 265254f1eb (このIDを非表示/違反報告)
anzu(プロフ) - あこさん» 喜んで頂けるように頑張ります!今回はしょうこじデート(?)編です♪ (2021年6月19日 22時) (レス) id: 3701b73a02 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:anzu | 作成日時:2021年4月8日 17時