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川尻 side
俺の仕事は、毎朝みんなを起こすこと。
柾哉とフェンファンは自分で起きてくれるんだけど、それ以外は今はまだ起こしてあげている。
洸人にはもう自力で起きろと言っているんだけど、なかなか起きてこない。
たじももうそろそろ自分で起きるようにさせないとな。
拓「蓮くん、おはようございます。」
『お、拓実おはよう。今どこいった?』
朝の廊下で拓実とバッタリ。
拓実も毎日俺と手分けしてみんなを起こしてくれている。
拓「えっと、さっき迅は起こして、もう下行ったと思うんですけど…、あとはそのまま理人と雄大も起こしたんですけど、多分もうそろそろ下行くと思います。」
『よし、了解!ありがとうね。』
ということは、、まだあの猛獣は起こされてないってことか。はぁ。
『じゃあ俺先に洸人の所行くから、うさぎ組とたじ見てきてもらってもいいかな?』
拓「分かりました、!行ってきます。」
拓実との会話を終えると、とりあえず洸人の部屋へ。
『洸人〜、もう起き〜』
…反応無し。
『洸人!!』
少し体を揺さぶってみる。
洸「うっせえ…さわんな、」
今日も機嫌悪いなあ…
洸人は朝が苦手で、すごく機嫌が悪い。
『触んなじゃないでしょ。起こしに来てるんやから、ちゃんと起きてください。』
洸「別にたのんでない」
朝からこんなに頭回って会話できるのに、なんで起きないんだか…
『朝ご飯なしね、この調子だと昼ごはんもなしかな。俺は知らんからね。もう起こしたからね。』
少し見放すようなことを言ってみる。
こうすると10分後くらいには、不機嫌のまま起きていてトーストを齧る。(笑)
洸人の部屋を出たところで、拓実と後ろをちょこちょこくっついて来ているうさぎ組3人。
『3人ともおはようさん。』
全員しっかり挨拶を返すから可愛い。
その後ろをたじも通っていて、たじも起きたんだなと一安心。
拓「大夢が起きれないっぽいので、様子みてもらえると助かります。」
『そっか〜…了解。ありがとうね。』
大夢は生まれつき身体が弱いから、よく見てあげる必要がある。
軽くノックして、うさぎ組の部屋に入ると、大夢はまだ布団にいた。
『大夢〜、起きれん?』
大「もちょっとしたら、動けると思う…」
『いいんよ、無理しないでこのままちょっと寝てよっか』
もうみんなは起きただろうから、少しだけここにいて、大夢と一緒にリビングへ向かおう。
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作者名:ぽぽまる | 作成日時:2024年3月29日 0時